Excel最速技 日付編

ショートカットキー

 

いつもお疲れ様です!なのです!

 

Excelを使っていると、どうしても出てくるのが日付表示ですよね。

管理にしろ、カレンダーにしろ、集計にしろ何かと登場すると思います。

 

Excelで日付を入力する機会は多く、日付の効率の良い書き方を知っているか、

状況に応じて使い分けができるかどうかで業務の生産性に大きく影響します。

 

ということで、

今回は日付の表示形式や関数について徹底解説します!

 

「日付データ」と「数値データ」の関係

Excelは日付データを「数値データ」として持っています。

「1900年1月1日」を「1」として、

それから何日経ったに応じて数字が増えていきます

 

例えば「2022年1月1日」は数値データに直すと「44562」となり、

1900年1月1日から44562日が経っていることになります。

 

日付を数値データとして持っているということは、

四則演算が使えるということです

 

例えば

今日の日付+1という数式を書けば、明日の日付が表示されます

「=日付+1」と数式を書くと
次の日の日付が表示されます

 

日付は数値データである

この性質を利用することで、

様々なシチュエーションで効率よく日付を入力することができます。

 

最速で「今日の日付」を入力するショートカット

ショートカット:Ctrl&;(セミコロン)

Ctrlキーを押しながら;(セミコロン)キーを入力することで、

一瞬で今日の日付を入力することができます。

 

このとき「今日の日付」は値入力で記入されるので、

次の日になっても値は変わらず「2022/7/9」のままです。

 

最速で「今日の日付」を入力する関数

関数:=TODAY()

TODAY関数を使って今日の日付を書く方法もあります。

 

このように()内には何も入れず、そのままEnterキーを押します。

今日の日付が入力できました。

 

TODAY関数の仕組みは、

PCに内蔵されている時計を自動で参照して今日の日付を表示させています。

 

そのため、

次の日の午前0時0分になれば参照元の日付が切り替わるので、

TODAY関数の表示も「2022/7/10」に自動で切り替わります

 

使い分け方を解説

ショートカットと関数の違いは、

日付が変わったときに書いた日付が自動で変わるかどうかです。

今日の日付の書き方使い方
Ctrl+;(セミコロン)入力した日付が日ごとに変わってほしくないとき
=TODAY()入力した日付が日ごとに変わってほしいとき

 

たとえば、

カレンダーなど書いた日付が変わってほしくないときには、

ショートカットCtrl+;を使うべきですし、

 

「今日の日付がタスク期限超えていたら赤くする」など

条件付き書式を書きたいときは、TODAY関数を使うべきです。

 

使い分けできるように、ここはしっかり押さえておきましょう!

 

最速で「カレンダーの日付」を入力する方法

カレンダーの日付を一瞬で入力
方法①:=上のセル+1と数式を入力
方法②:連続データ

日別の売上や利益を管理したいとき、

上のようなカレンダーをExcel上で作りたい場面がよくあります。

 

いちいち手入力をせずとも、以下2つの方法で書くことができます。

 

方法1:=上のセル+1

まず一番上のセルに日付を書き、

すぐ下のセルに=上のセル+1と書きます。

 

冒頭で説明した通りExcelで「日付は数値データ」なので、

+1とすることで次の日の日付を表示できます。

 

あとは日付を入力したい範囲のセルを選択し、

Ctrl+Dで数式をコピーすることで一瞬で日付を記入できます。

 

方法2:連続データ

Excel_連続データ_ショートカット

「連続データ」ボックスを開く:Alt→E→I→S

※AltキーからSキーまで、順番に押すことで発動します

 

Excelには「連続データ」を一瞬で記入する機能があり、

これを使って日付のカレンダーも一瞬で書くことができます

 

まず一番上のセルに日付を書き、日付を入れたいセル全体を選択します。

日付を書いたセルを一番上にして、範囲を選択します

 

この状態でAltキー、Eキー、Iキー、Sキーを順番に押すと、

「連続データ」ボックスが表示されます。

 

増分値に「1」と書いてあります。

 

これは一番上のセルから1ずつ数字を増やすという意味で、

実質的には=上のセル+1の数式を書いているのと同じ操作ができます。

 

最後にEnterキーを押すことで、一瞬でカレンダーを書くことができます。

 

日付の「表示形式」を変更する方法

日付の表示形式を変更
例:「2022/01/01」を「2022年1月1日」に変える など
方法①:Ctrl&1で「セルの書式設定」を開き変更する
方法②:TEXT関数で変更する

日付の表示形式を、

「2022/1/1」「2022/01/01」「2022年1月1日」「2022-01-01」と変更するには

以下の方法があります。

 

方法1:セルの書式設定(Ctrl+1)

Windowsノート_セルの書式設定_ショートカット

「セルの書式設定」ボックスを開く:Ctrl+1

※Ctrlキーを押しながら、数字の1キーを押すことで発動します

 

「セルの書式設定」内の「表示形式」タブから、日付の表示の仕方を変更できます。

 

まず、表示形式を変更したい日付の範囲を選択します。

 

Ctrlキーを押しながら数字の1キーを押して、

「セルの書式設定」ボックスを開きます。

 

「表示形式」タブ以外が開かれている場合は、

←、→キーでタブを「表示形式」まで移動してください。

 

日付の表示形式は「種類(T)」という場所で変更できます。

ショートカットで変更するにはまず、Altキーを押しながらFキーを押します

 

すると種類(T)内がアクティブになるので、

↓、↑キーで好きな表示形式を選び、Enterキーで確定します

表示形式を「yyyy/mm/dd」から「yyyy年mm月dd日」に変更することができました。

 

方法2:TEXT関数

TEXT関数の書き方
=TEXT(値,表示形式)

TEXT関数は、数値データの表示形式を変更することができる関数です

 

実質、「セルの書式設定」と同じ操作を関数で行うことができます。

 

例えば、

「yyyy/m/d」を「yyyy年m月d日」に変更するには、

以下のように関数を書きます。

 

「値」には、表示形式を変更する前の日付データを入れます。

「表示形式」には、変更したい表示形式の型を入力します。

表示形式の型変更後の表示形式
“yyyy年m月d日”2022年1月1日
“yyyy年mm月dd日”2022年01月01日
“yyyy年m月”2022年1月
“yyyy-mm-dd”2022-01-01

 

Enterキーを押すことで、変更後の表示形式が表示されます。

 

 

日付入力に関する関数

どの関数も使いどころは限られます

常に使う人以外は書き方を覚える必要はないですが、使いたいときに使えればいいと思います。

 

DATE関数:「年月日」を指定して日付を作る

DATE関数の書き方
=DATE(年,月,日)

DATE関数は「年」「月」「日」をそれぞれ指定して、日付データを作る関数です。

「年」「月」「日」をそれぞれカンマで区切って入力すると
日付データが作れる

 

使いどころとしては、以下のように「年」「月」「日」が分けて書かれたリストから、

日付を作りたいときに使います。

 

YEAR関数:日付から「年」だけ取り出す

YEAR関数の書き方
=YEAR(日付)

YEAR関数は、日付データから「年」の情報だけを取り出したいときに使う関数です。

「2022/1/1」という日付データから「2022(年の情報)」だけを取り出せる

 

MONTH関数:日付から「月」だけ取り出す

MONTH関数の書き方
=MONTH(日付)

MONTH関数は、日付データから「月」の情報だけを取り出したいときに使う関数です。

「2022/1/1」という日付データから「1(月の情報)」だけを取り出せる

 

DAY関数:日付から「日」だけ取り出す

DAY関数の書き方
=DAY(日付)

DAY関数は、日付データから「日」の情報だけを取り出したいときに使う関数です。

「2022/1/1」という日付データから「1(日の情報)」だけを取り出せる

 

EOMONTH関数:日付の月の「月末の日付」を表示

EOMONTH関数の書き方
=EOMONTH(日付,月)

「月」に入れる値
日付に入れた月:0
日付の前月:-1
日付の翌月:1

EOMONTH関数は、ある日付の「月末の日」を入力できる関数です。

 

例えば今月の月末の日付を出す場合は、TODAY関数と組み合わせて以下のように書きます。

今月の月末の日付が出ます

 

「月」に入れる数字を1にすると翌月2にすると翌々月-1にすると前月の月末が表示されます。

EOMONTHの書き方表示される日付
=EOMONTH(2022/01/01,0)2022/01/31
=EOMONTH(2022/01/01,1)2022/02/28
=EOMONTH(2022/01/01,2)2022/03/31
=EOMONTH(2022/01/01,-1)2021/12/31

 

WORKDAY関数:開始日から○営業日後の日付を表示

WORKDAY関数の書き方
=WORKDAY(日付,日数,[空白])

営業日:土・日・祝日を除いた平日

WORKDAY関数は、「ある日付から、○営業日後の日付」を出したいときに使います。

 

例えば2022/1/1から10営業日後の日付は、以下のように出します。

 

「土」「日」「祝日」を除く平日を2022/1/1から数えると、

10日目は2022/1/14になるので、

結果は「2022/1/14」と表示されます。

 

NETWORKDAYS関数:一定期間の営業日数を表示

NETWORKDAYS関数の書き方
=NETWORKDAYS(開始日,終了日,[空白])

NETWORKDAYS関数は、「この日からこの日までの営業日数」を出したいときに使います。

 

例えば2022年1月に営業日が何日あるかを出す場合、以下のように書きます。

 

2022年1月の平日の数は21日なので、結果は「21」と表示されます。

 

最後に

いかがでしたか?

中でもTEXT関数はよく使うので、覚えていて損はないと思います!

 

他の関数やショートカットも用途に応じて使用したり、

使いたいときに使える状態にしておくとなお良いかと思います。

 

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